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10.102023
日本生命、米系生保グループへの出資完了 持ち分22%に
日本生命保険は3日、米国やオーストラリアで保険契約の買い取り事業を展開するレゾリューションライフへの追加出資を完了したと発表しました。出資額は約7億4000万ドル(約1110億円)。過去の出資分と合計して出資比率は約22%となり、持ち分法適用会社となるようです。他の生保が保有する契約を買い取り、資産運用の高度化などによって収益化するビジネスは「クローズド・ブック(CB)事業」と呼ばれているようです。買い手はリスク分散を図れるほか、売り手の生保にとっても契約管理コストの削減、資本効率の向上などのニーズがあるとのことです。レゾリューションライフの2022年12月末時点の運用資産残高は約740億ドルでCB事業を営む大手の一角を占めるようです。本業のもうけを示す基礎利益について、24年1〜3月期から日本生命のグループ連結決算に算入するもようです。日本生命は将来的な成長が見込めるCB事業の知見・ノウハウの獲得を進めており、19年以降、レゾリューションライフに対して2度にわたって合計6.5億ドルを出資しているとのことです。