りそな銀行と日本生命保険は住宅購入時に夫婦がそろって資金を借りるペアローンで、がんと診断された際などに本人と配偶者が抱えるローンの残高をゼロにする団体信用生命保険（団信）を開発しました。10月から取り扱いを始めるようです。夫婦のいずれかががんになった場合や死亡時に世帯で返済に窮する事態を防ぐもようです。住宅価格の高騰に伴うペアローンによる高額借り入れの増加に対応するとのことです。りそな銀行と埼玉りそな銀行の住宅ローンの加入者向けに取り扱うようです。ペアローンでは夫婦が別々にローン契約を結び、ペアローン向け団信は夫婦などの債務残高の合算額を保険金額として設定し、いずれかに不測の事態があれば残ったローンを保険金で完済するようです。死亡時に対応する従来の団信に比べ、がんの診断を保険の対象に含めた点が特徴です。保険料に相当する住宅ローン金利の上乗せ幅は今後調整するとしているようです。通常の団信でがんを保障の対象に加えた際の上乗せ幅は年0.15〜0.30％程度が一般的です。住宅ローン商品の売り上げのうち、年15％程度のシェアを目指し、ペアローン向けの団信では第一生命保険が7月に取り扱いを始めるようです。