三菱UFJフィナンシャル・グループは4月1日付で個人向け（リテール）営業を担当する事業本部を再編するようです。個人営業と全社のデジタル化の推進を並行して担ってきた「デジタルサービス事業本部」からデジタル化関連の機能を一部切り離すとのことです。富裕層向けなどを除きリテールに絞って担当する体制にするようです。三菱UFJは市場関連の取引など7つの事業本部を抱えるもようです。そのうちデジタルサービス事業本部を「リテール・デジタル事業本部」に改称し、異業種の参入やネット銀行の台頭などで個人顧客の基盤維持は厳しさを増すもようです。「金利ある世界」の到来も見据え支店やデジタルサービスなどリテール分野をさらに強化する必要があると判断したとのことです。デジタルサービス事業本部が担当してきた全社単位でのデジタル化の推進は専門部署を新たに設けて移すようです。ウェルスマネジメント（富裕層向けサービス）は中堅企業などに営業する事業本部が引き続き担当するとのことです。