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4.22024
企業向けサービス価格、2月2.1%上昇 賃上げを反映
日本銀行が26日に発表した2月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100)は110.0と、前年同月比2.1%上昇したようです。伸び率は1月(2.1%上昇)から横ばいで、7カ月連続で2%以上となったとのことです。インバウンド(訪日外国人)の増加などで宿泊サービスが上昇したほか、多くの品目で人件費上昇を価格に反映する動きがみられたもようです。企業向けサービス価格指数は企業間で取引されるサービスの価格変動を表すようです。モノの価格の動きを示す企業物価指数とともに今後の消費者物価指数(CPI)に影響を与えるもようです。調査対象となる146品目のうち、価格が前年同月比で上昇したのは107品目、下落は22品目だったようです。内訳をみてみますと、宿泊サービスは前年同月比28.6%上昇したようです。北海道の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」や中華圏の春節(旧正月)によるインバウンド需要増が価格を押し上げたようです。道路旅客輸送(6.8%上昇)や土木建築サービス(5.4%上昇)などの幅広い分野で賃上げ分を転嫁する値上げが続いているとのことです。