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2月の旅行収支、春節で前年の2倍 アジア訪日客押し上げ

財務省が8日に発表した2月の国際収支統計(速報)によりますと、訪日外国人の消費額などから日本人が海外で使った金額を引いた旅行収支は4171億円の黒字だったようです。前年同月から倍増し、2月として最大となったようです。春節の影響でアジアからの訪日客が増えたとのことです。海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は2兆6442億円の黒字となったようです。黒字は13カ月連続で、黒字幅は前年同月から20.2%拡大したとのことです。経常収支は輸出から輸入を差し引いた貿易収支や、旅行収支を含むサービス収支、外国との投資で生じる利益のやり取りを示す第1次所得収支などで構成するようです。2月は半導体の供給制約の緩和で車や部品の輸出が伸び、貿易収支の赤字が2809億円と前年同月比で半減したとのことです。旅行収支の黒字も経常黒字を押し上げ、旅行収支の黒字幅は23年12月の4363億円に次ぐ過去2番目の大きさとなり、サービス収支の赤字を圧縮したようです。サービス収支の赤字は556億円と前年同月から75.2%縮んだもようです。23年は1月だった春節が24年は2月となり、東アジアを中心に日本を訪れる人が増えたようです。日本政府観光局(JNTO)によりますと2月の訪日客数は278万8000人と前年同月から89%増え、2月として最も多かったとのことです。

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