厚生労働省は4月から、デイサービスなどの通所系介護施設で高齢者を共同で送迎できるようにしたようです。今までは運転手の確保が難しい場合、利用を断るケースがあったようですが、他の施設の利用者も送り迎えできるようにして人手不足に対処するとのことです。高齢者が施設に通い、入浴や食事の介護などを受けるデイサービスや通所リハビリテーション施設などが対象となるようです。これまではそれぞれの事業所がそれぞれの利用者を送迎する必要がありました。家族が共同送迎に合意している場合、介護施設が受け取る報酬は減額しないようです。利用者の自宅と事業所の間の送迎が原則ですが、親戚の家など利用者の居住実態がある場所でも送迎できるとのことです。複数の事業所が送迎業務を第三者に共同委託することも解禁するようです。事前に事業所の間で、費用負担や責任の所在などの合意をしてもらうとのことです。