厚生労働省は病院や薬局などに対して、健康保険証の機能をマイナンバーカードに載せた「マイナ保険証」がどこまで使われているか聞き取り調査を実施するようです。マイナ保険証の利用実績に応じた診療報酬の加算制度を作る時の参考にするとのことです。利用促進に向けた課題も探るもようです。12日の中央社会保険医療協議会（中医協、厚生労働相の諮問機関）で調査の実施を報告するようです病院、診療所、歯科診療所、薬局それぞれ10程度の施設を対象とし、調査は月内に始め、結果は7月中旬の中医協で報告するとのことです。調査では各施設におけるマイナ保険証の利用状況を把握し、2024年度の診療報酬改定では、マイナ保険証での受診体制が整った医療機関に診療報酬を加算する制度を取り入れたようです。この制度には10月から、実際の利用状況に関する要件が加わるもようです。厚労省は今回の調査結果をもとに、具体的な数値基準を決めるとのことです。