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家計の金融資産最大、3月末2199兆円 株高で7.1%増

日本銀行が27日に発表した2024年1〜3月期の資金循環統計(速報)によりますと、3月末時点の家計の金融資産は前年同期比で7.1%増えて、2199兆円となったようです。21年3月末(8.2%増)以来の高い伸び率となり、金融資産残高は5四半期連続で過去最高を更新したようです。株高で株式や投資信託の含み益が膨らみ、金融資産残高を押し上げたとのことです。1〜3月期は日経平均株価が過去最高値を更新し、1月に始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)を機に新規の口座開設も相次いだようです。個人マネーがリスク性の資産に向かい、投信の保有残高は前年同期比31.5%増の119兆円、株式等の保有残高は33.7%増の313兆円となったようです。構成比の内訳をみてみますと、現預金が50.9%、保険・年金・定型保証が24.6%、株式等は14.2%、投信は5.4%だったようです。現預金は依然として5割台で推移しているようですが、株式や投信が増えたことで割合は相対的に低下傾向にあるようです。円安で外貨建て保険の残高も押し上げられたとのことです。企業(民間非金融法人)の金融資産残高も株高の恩恵などで15.4%増の1548兆円となり、過去最高だったようです。株式等が38.5%増えて485兆円だったもようです。市場全体に占める国債の保有割合(国庫短期証券を除く時価ベース)は、日銀が53.3%と23年末(53.8%)から2四半期連続で下がったようです。残高は576兆円で581兆円だった23年末より減少し、1〜3月は日銀の国債買い入れ金額が減少したことが影響したとみられているようです。

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