日本銀行が1日に発表した6月の全国企業短期経済観測調査（短観）で、大企業非製造業の景況感を示す業況判断指数（DI）は、前回3月調査（プラス34）から1ポイント悪化してプラス33だったようです。前四半期と比べて悪化するのは、新型コロナウイルス禍に入り景気が大きく落ち込んだ2020年6月以来4年ぶりとなるとのことです。業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた値で、QUICKが集計した民間予測の中央値（プラス33）と同じだったようです。20年6月は前四半期から25ポイント悪化のマイナス17だったもようです。6月短観を業種別にみてみますと、小売りが12ポイント悪化してプラス19となったほか、宿泊・飲食サービスは3ポイント悪化してプラス49だったようです。