2023年度の国の一般会計の決算剰余金がおよそ0.9兆円となることが2日に分かりました。税収は72.1兆円程度と4年連続で過去最高を更新し、赤字国債の発行を予定より9.5兆円ほど圧縮するようです。財務省が近く公表するようです。税収はこれまで見込んでいた69兆6110億円から2.5兆円増え、72.1兆円程度になるようです。好調な企業業績を背景に法人税と所得税がそれぞれ1.2兆円、0.8兆円ほど上振れしたようです。消費税は1000億円程度増えたもようです。税外収入は1.7兆円ほど上振れし、国債の保有残高の増加や利回りの上昇などを受け、日本銀行からの納付金が1.2兆円ほどを占めるようです。予算計上したものの結果的に使わなかった「不用額」は6.9兆円程度となる見込みのようです。22年度は11.3兆円だったとのことです。税収などの歳入が上振れし、不用額もたまったことから、赤字国債の発行額は予定から9.5兆円ほど減らすようです。さらに地方交付税分などを差し引いた残りの0.9兆円程度が決算剰余金となるとのことです。