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医学部地域枠を削減へ 厚労省、医師過剰の16都府県で

厚生労働省は3日に開いた有識者検討会で、医師が多い16都府県の大学医学部の定員を2025年度以降、削減する方針を了承したようです。卒業後も地域に残って働くことを条件とする「臨時定員地域枠」が対象で、削減した分は医師が少ない16県に配分するようです。地域間の医師偏在の是正につなげるとのことです。16都府県の地域枠は25年度に計161人と、24年度比30人減らすもようです。26年度以降も一定数減らす方針で、詳細は今後詰めるとのことです。国公立私立のすべてが対象となるようです。地域枠は卒業後9年間は地域で働くことを条件に、国の基金や都道府県が奨学金を貸与する仕組みです。各大学に割り当てている定員に上乗せする形をとるようです。今後少子高齢化が加速するにつれて、30年前後には日本全体の医師数が過剰になる見通しのようです。地域枠は医師不足の自治体や病院を中心に存続を求める声が多いことから、医師が多い地域から不足地域へと枠を移行するとのことです。厚労省は地域枠の見直しと併せて、医学部全体の定員も削減する検討に入るようです。26年度定員の上限は24年度の9403人を超えない範囲で設定する方針が決定済みで、27年度以降の定員が議論の対象となるようです。

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