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7.232024
6月の貿易統計、輸出数量が5カ月連続で減 収支は黒字
財務省が18日に発表した6月の貿易統計速報によりますと、輸出数量指数は前年同月比で6.2%低下と、5カ月連続で下がったようです。円安が名目の輸出金額を押し上げ、貿易収支は2240億円と3カ月ぶりの黒字となったとのことです。2024年上半期(1〜6月)の貿易収支は3兆2345億円の赤字だったようです。半期ベースでの赤字は6期連続となり、エネルギー価格が引き続き高い水準で推移しており、赤字基調が続くようです。他方、赤字幅は前年同期比で53.7%縮小したもようです。6月単月の輸出額は、前年同月と比べて5.4%増の9兆2086億円だったようです。7カ月連続の増加で、6月としては比較可能な1979年以降で過去最大となったとのことです。輸出を品目別に見てみますと、全体に占める割合が高い自動車は数量ベースで12.5%減少したようです。品質不正問題による生産停止からの回復遅れが影響し、金額では1兆6039億円と2.3%増加したようです。半導体製造装置の輸出は好調で、数量ベースでは23.0%の増加で、金額では37.9%増の3971億円となったようです。輸入額は8兆9846億円と、3.2%増えたようです。3カ月連続の増加で、6月としては過去2番目の水準だったとのことです。