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8.22024
23年の世界の貿易、3年ぶり減少 ジェトロ報告書
日本貿易振興機構(ジェトロ)が26日に公表した2024年版の「世界貿易投資報告」によりますと、23年の世界貿易(名目輸出額ベース)は前年比4.9%減の23兆1144億ドル(およそ3500兆円)となったようです。3年ぶりに減少したとのことです。ロシアによるウクライナ侵略でエネルギー価格が高騰した前の年の反動が生じたもようです。日本の輸入量・輸出量は22年に続いて前の年を下回り、24年も縮小傾向が続くとみられるようです。記者会見したジェトロの石黒憲彦理事長は「海外で生産し販売する日本企業が多いため、日本から輸出されるものは限られている。円安はあまりメリットをもたらしていない」と話したとのことです。23年の世界の直接投資額は金利の上昇や地政学リスクの高まりを受け、2年連続で減少し、越境M&A(合併・買収)の額は13年以来初めて8000億ドルを下回ったとのことです。