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8.72024
年金積立金、過去最大の255兆円 23年度決算
厚生労働省は2日、2023年度の公的年金の収支決算を発表しました。会社員らが加入する厚生年金と自営業者らが加入する国民年金の積立金が時価ベースで合計255兆5650億円となり、過去最大になったようです。株高などで好調な運用成績となり、22年度から47兆5740億円増えたとのことです。内訳を見てみますと、厚生年金が45兆5086億円増の243兆478億円、国民年金が2兆654億円増の12兆5173億円だったようです。国民年金は2年ぶりに増加し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の国民年金分の運用収益が22年度の1493億円から、23年度は2兆2567億円と大幅に増えたことなどが収支の改善につながったようです。厚生年金は4年連続で増加し、好調な運用に加え、パート労働者らへの適用拡大により加入者が増えたことなどから、保険料収入が増えたとのことです。