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8.212024
金融経済教育推進機構、年代別に教材 理解の底上げに
8月に本格始動した金融経済教育推進機構(J-FLEC)は、派遣講師による金融教育セミナーで使う教材を公開しました。小学生低学年からシニア層まで年代別に取りそろえ今後、学校や職場などのセミナーで活用するようです。金融機関や事業会社に社内で使ってもらうことも想定し、社会全体で資産形成や金融への理解の底上げを目指すようです。教材は、年代別に10本用意し、世代により必要な金融リテラシーや家計管理の知識を網羅した内容になっているとのことです。小学生の場合、お金の役割や使い方に重点が置かれ、取り組みやすいようにクイズ形式の教材にしたようです。中高生の教材では、家計管理に加え奨学金の仕組みなども盛り込んだようです。学校での授業形式で行うことを想定し、授業2コマ程度の分量になっているようです。若手社会人向けでは、社会保険の役割や少額投資非課税制度(NISA)など資産形成に重点が置かれ、50〜60代のベテラン・シニア向けでは、贈与・相続や退職金への理解を深める内容になっているとのことです。民間企業にも活用を促し、社内の資産形成セミナーを開く場合や、民間金融機関が職域セミナーを行う際の参考にしてもらうようです。