損害保険ジャパンは月内にも、エビなどを育てる陸上養殖の事業者向けに事業性の評価から専用保険まで引き受けるサービスを始めるようです。動産評価などを手がけるNPO法人日本動産鑑定（東京・中央）と連携し、養殖事業のリスクを可視化し、金融機関からの資金調達や保険加入を後押しするようです。陸上養殖は海で育つ魚介類を陸地の設備で育てる手法です。海面養殖に比べて環境の変化に左右されず、安定的な生産ができるとの期待から国内企業の参入が増えているようです。エビやサーモン、ウナギの養殖などで活用が進むとのことです。日本動産鑑定は現地調査やヒアリングで養殖業者の評価書を作成するようです。損保ジャパンはその評価をもとに、輸送・養殖中の事故を補償する保険を引き受けるもようです。外部委託で調査して保険に加入するよりコストの負担を2割程度減らせるとのことです。