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経常黒字、7月で最大3.1兆円 投資収益増や円安で拡大

財務省が9日に発表した7月の国際収支統計(速報)によりますと、モノやサービスなど海外との取引状況を示す経常収支は3兆1930億円の黒字だったようです。前年同月から15.1%増加し、経常収支の黒字額は、比較可能な1985年以降の7月としては過去最大となったようです。経常収支は輸出から輸入を差し引いた貿易収支や、旅行収支を含むサービス収支、外国との投資のやり取りを示す第1次所得収支などで構成するようです。第1次所得収支の黒字幅が前年同月比で25.1%増の4兆4410億円と、7月以外も含めて過去最大となったようです。海外子会社からの配当金など直接投資収益のほか、債券利子の受け取りの増加で証券投資収益も膨らんだもようです。円安も円換算額を押し上げたとのことです。貿易収支は4827億円の赤字となり、1072億円の黒字だった前年同月から、赤字に転化したようです。医薬品の輸入額が伸び、円安で資源輸入額も増えて、輸出は自動車のほか、半導体などの電子部品や製造装置が堅調だったようです。サービス収支は5328億円の赤字と、赤字幅は前年同月から1.6%縮んだようです。訪日外国人の消費額から日本人が海外で使った金額を引いた旅行収支が5534億円と過去最大の黒字額となったもようです。一方で、デジタルサービス関連の赤字幅の拡大が全体を下押しし、通信・コンピューター・情報サービスは2246億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で2.2倍に増えたようです。インターネット上でのマーケティング費や広告費などを含むその他業務サービスは5073億円の赤字で赤字幅は前年同月比で24%拡大したとのことです。

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