財務省が18日に発表した8月の貿易統計速報によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6952億円の赤字だったようです。赤字は2カ月連続となり、半導体関連の輸出額が伸びたことで、赤字幅は前年同月比で26.0％縮小したようです。輸出額は8兆4418億円と前年同月比で5.6％増えたもようです。8月としては比較可能な1979年以降で最も大きく、増加は9カ月連続となるようです。輸入額は2.3％増の9兆1371億円で、5カ月連続の増加となったようです。輸出額を品目別に見てみますと、半導体の製造装置が55.2％増と大きく伸びたようです。半導体など電子部品は15.0％の増加だったようです。自動車は9.9％減少したもようです。地域別の輸出額は米国が1兆6066億円と0.7％減ったようです。自動車の輸出が振るわず、35カ月ぶりに減少に転じたようです。アジアは4兆6620億円で11.4％増だったとのことです。輸入では医薬品が43.5％増えたようです。欧州連合（EU）から単価の高い医薬品を多く仕入れたことを反映したとみられており、石油製品は42.1％増えたようです。地域別の輸入額は医薬品が伸びたEUが17.7％増の1兆1013億円と単月で過去最高を更新したようです。アジアは4兆2201億円で0.8％増、米国は9491億円で2.0％減だったとのことです。