総務省が8日に発表した8月の家計調査によりますと、2人以上世帯の消費支出は29万7487円と物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.9％減少したようです。マイナスは2カ月ぶりとなり、南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）が8月上旬に発令されたほか、台風の影響もあり自動車の購入や旅行への支出が減ったもようです。QUICKが事前にまとめた予測中心値は2.7％減だったようです。交通・通信が17.1％減と最も押し下げて、自動車の販売店が台風の接近で臨時休業となり客足が鈍ったもようです。教養娯楽は6.9％減となり、このうち国内パック旅行費は4カ月ぶりに減少したとのことです。食料は2.6％増と2カ月ぶりに増加したようです。米は7カ月連続で上昇し、8月は34.5％増だったもようです。コメ不足への懸念や災害備蓄用の購入の動きもあり比較可能な2001年1月以降で上昇幅は最大だったようです。カップ麺は18.1％増加したとのことです。家具・家事用品は6.7％増えて、猛暑の影響でエアコンが22.7％増だったほか、災害への備えからトイレットペーパーは17.2％増えたようです。