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12.92024
品不足の国債、流動性改善狙い日銀が手放し 2000億円減
日本銀行が3日に発表した国債の銘柄別保有残高によりますと、10年債の366回債の保有額が8兆262億円(11月29日時点)で前回から2000億円減少したようです。金融市場局が金融機関に国債を貸し出す「補完供給オペ」で、金融機関が返さずにそのまま買い取ったことを認めたもようです。日本銀行の保有割合が高い国債の流動性を改善する狙いがあるようです。オペを利用した金融機関は国債を日本銀行に返さなければならないが、手数料を払えば例外的に返さずに買い取る「減額措置」が認められるようです。今回、減額措置が認められたのは366回債と呼ばれる国債です。国債の先物が満期を迎えた際に受け渡しに使われる銘柄を「チーペスト」といいます。366回債は12月中旬からチーペスト銘柄になるようです。日本銀行の保有割合が9割を超えており、市場では品不足になる可能性が懸念されていたとのことです。