三菱UFJ銀行と親密な保険仲介（ブローカー）のMSTリスクコンサルティングは、月内にもスタートアップを専門とした保険の仲介を本格的に始めるようです。これまで大企業や中小企業を中心に仲介してきたようですが、人材や知見が乏しいスタートアップの保険調達も代行するようです。保険の面から新興企業の事業を後押しし、将来の顧客基盤を広げる狙いがあるとのことです。MSTリスクコンサルティングは24年春、専門部署を設置して準備を進めてきたようです。製品の納入先が代金を支払わず、債権を回収できなくなった場合に損失を補償する取引信用保険や会社役員賠償責任（D&O）保険などの取り扱いを想定するもようです。スタートアップを専門としたブローカーは保険業界でも珍しいとのことです。スタートアップは新しい技術や奇抜なサービスを提供する企業も少なくありません。自社のリスクや必要な保険を適切に把握できず、保険の調達に課題があったようです。従来はインターネットなどで検索した保険会社に問い合わせ、相談することが多かったようです。MSTリスクコンサルティングが代理人となれば現状のリスクを専門家が分析し、国内外の保険会社から最適な保険を調達しやすくなるもようです。