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12.132024
GDP1.2%増に上方修正、7〜9月期改定値 在庫など影響
内閣府が9日に発表した7〜9月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.3%増、年率換算で1.2%増だったようです。11月発表の速報値(前期比0.2%増、年率0.9%増)から上方修正したもようです。最新の統計を踏まえ、民間在庫の寄与度を上向きに見直したとのことです。QUICKが事前にまとめた民間予測の中心値は前期比0.2%増、年率0.9%増だったようです。公表結果は事前予測を小幅に上回り、名目GDPは前期比0.5%増、年率換算で1.8%増だったようです。実額は実質の年換算で557兆円だったとのことです。民間在庫の前期比成長率への寄与度はプラス0.2ポイントと速報値のプラス0.1ポイントから上方修正したようです。輸出は季節調整を見直したことで、前期比1.1%増と速報値の0.4%増から上方修正したもようです。輸入は1.8%増と速報値の2.1%増から下方修正したとのことです。GDPの半分以上を占める個人消費は実質で0.7%増と速報値の0.9%増から下方修正したようです。個人消費から差し引く項目となるインバウンド(訪日外国人)の消費が影響したもようです。消費の内訳を詳しくみてみますと、自動車などの耐久財が下方修正だった一方で、ゲームなどが売れ半耐久財はマイナス幅が縮小したもようです。消費に次ぐ柱の設備投資は前期比0.2%減から0.1%減に上方修正し、財務省が2日に発表した7〜9月期の法人企業統計などを反映したとのことです。