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1.62025
金融庁、内部監査強化へ金融業界との懇談会を新設
金融庁は金融機関の内部監査の強化に向けて、全国銀行協会14の団体との懇談会を設けるようです。2025年1月23日に初会合を開き、6月にも報告書にまとめるとのことです。金融機関の規模や業種により、内部監査に対する取り組みに温度差があり、当局のモニタリングの目線を共有しながら課題を明確にするようです。地方銀行協会など預金取扱金融機関の団体のほか、投資信託協会や日本暗号資産等取引業協会など、内部監査モニタリングの対象になっていない金融機関の業界団体も参加するようです。金融庁は内部監査の成熟度を4段階で分類しており、メガバンクなどの大手行は3段階目、地方銀行などは1〜2段階目の水準にあるとみられているようです。金融機関ごとにリソースやノウハウの蓄積に差があるため、業界や規模ごとにめざすレベルの進捗を認識してもらう狙いもあるとのことです。