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1.152025
24年末の外貨準備高、5%減 為替介入で2年ぶり減少
財務省が10日に発表した2024年12月末の外貨準備高は1兆2307億ドル(約193兆円)と、前年同月末と比べて639億ドル(5%)減ったようです。2年ぶりの減少で、22年以来の低水準となったもようです。24年に実施した為替介入の原資として外貨準備を用いた影響が出たとのことです。24年は円安・ドル高の進行をけん制するために、政府・日本銀行は4、5、7月に円買い・ドル売りの為替介入に動いたようです。累計は15兆円超と、年間で過去最大となったようです。米長期金利の上昇により、政府が保有する米国債の時価評価額の減少も影響したようです。外貨準備高のうち外国債券などの証券は9175億ドルと23年12月末から876億ドル減ったようです。財務省によりますと、保有債券の多くを占める米国の10年債の利回りは23年末に3.880%だったのに対し24年末に4.572%に上がったようです。利回りが上昇すると価格は低下するもようです。金相場の上昇により保有する金の時価評価額は上がり、24年末の金相場は1トロイオンス2610.85ドルと、23年末と比べて27%上昇したようです。海外の中央銀行や国際決済銀行(BIS)などへの預金は1595億ドルで49億ドル増えたとのことです。