ブログ
3.32025
芙蓉リース、物流機器会社を買収 政投銀と数百億円で
芙蓉総合リースは26日、物流機器の販売、レンタル事業を手がけるワコーパレット(大阪市)を連結子会社化すると発表しました。芙蓉リースが発行済み株式の51%を、日本政策投資銀行(DBJ)が49%を取得するようです。芙蓉リースの出資額は数百億円規模とみられています。物流業界の人手不足に伴う自動化需要の拡大を取り込むもようです。26日付でワコーパレットの全株式を保有するオリックスが保有する特別目的会社(SPC)と株式譲渡契約を結びました。株式の取得手続きは3月28日に終える計画のようです。ワコーパレットは1971年設立で、19年にオリックスが買収しました。物流現場で荷物を載せて運ぶパレットをはじめとした物流機器の販売、レンタルに強みを持っています。倉庫などの物流施設を運営する企業を中心に顧客を抱えるようです。物流業界では運転手の労働規制強化に伴う「2024年問題」を背景にした人手不足が強まっています。芙蓉リースはワコーパレットの顧客企業に業務の効率化に向けたデジタル機器などのリースをあわせて提案する狙いがあるようです。物流施設を少人数で運営できるよう支援するとのことです。