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4.222025
株主総会向けに字幕作成、三菱UFJ信託 リコーと連携
三菱UFJ信託銀行は近く、リコーなどと株主総会の発言内容をリアルタイムで字幕配信するサービスを始めるようです。音声認識AI(人工知能)に声を読み取らせて専門のオペレーターがその場でAIの誤変換を修正する仕組みです。2024年の改正障害者差別解消法の施行で障害者への配慮が義務付けられたようです。聴覚障害者らが総会に参加しやすくするとのことです。オペレーターの派遣は障害者専門の労働仲介サービスを提供するメジャメンツ(東京・中央)が担うようです。株主総会をインターネット配信する場合に活用できるほか、タブレット端末の貸し出しや電子看板を掲示することでネット配信以外にも導入が可能のようです。価格は平均で1社60万円程度を想定し、3年で50社への導入を目指すもようです。新サービスではリコーの音声AIがまず会場の音声を文字としてパソコン上に表示し、メジャメンツのオペレーターがその場で文字を編集し、株主は誤字の少ない状態で総会の状況を把握できるようです。他社が提供するAIのみによる字幕配信サービスに比べて精度を高くできる利点があるとのことです。24年の法改正で努力義務だった聴覚障害者への字幕配信や手話といった配慮が法的に義務化されました。聴覚障害者で手話を理解できない場合も珍しくないとされているようです。