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4.252025
野村HD、豪マッコーリーの米子会社を買収 2500億円で
野村ホールディングス(HD)は22日、大手資産運用会社であるオーストラリアのマッコーリー・グループから米国子会社などを18億ドル(約2500億円)で買収すると発表しました。買収によって野村HDの資産運用事業の残高は5900億ドルから7700億ドルに増えるようです。米マッコーリー・マネジメント・ホールディングスと、グループが保有する一部の欧州事業を取得するもようです。いずれも株式や債券という伝統的資産に関し、市場平均より高い成績をめざすアクティブ運用を手がけるとのことです。新たに加わった運用残高のうち5割は株式、4割は債券が占めるようです。現地金融当局の承認を前提として12月までに買収を完了するとのことです。野村HDは「貯蓄から投資へ」の流れで拡大が見込め、安定的な収益を生む資産運用事業を成長領域に掲げるようです。買収する米運用会社は、投資信託などを扱う米販売会社の上位10社中9社と取引があるもようです。23年にはアクティブ運用の上場投資信託(ETF)組成を始めるなど、十数種類のETFを運用するようです。富裕層などに対する販売網を新たに得るとともに、商品開発力もてこ入れして米国での運用事業の拡大をめざすとのことです。