通信大手のＫＤＤＩは22日、英会話教室業界2位の「イーオン」などを展開するイーオンホールディングス（ＨＤ、岡山市）を完全子会社化すると発表しました。来年1月中を目途に創業家から全株式を取得するとのことで、取得額は公表していません。ＫＤＤＩは主力の通信事業の伸び悩みを受け、2016年度から3年間で成長分野に5000億円を投資する計画を打ち出しており、すでに金融やエネルギーなど事業を多角化しています。インターネット授業の提供などＩＴ化で競争力を強化したいイーオンＨＤを傘下に収めることで、新たに教育分野に参入することになりました。今後は人工知能（ＡＩ）や仮想現実（ＶＲ）の技術を活用した英会話教材の開発などを進めていくとのことです。