シャープが公募による新株発行と、これに伴う株式の売り出しを中止することを発表しました。中止の理由については米中間の貿易摩擦などにより株式市場の不安定度が増しているためとしています。当初の計画では調達資金の一部である約1850億円を優先株であるＡ種種類株式の全株取得にあてる予定でしたが、新株発行と売り出しの中止に伴いＡ種種類株式の取得も取りやめます。ただし会社側は優先配当率が高いことなどから、Ａ種種類株式の取得については株主と協議していくようです。シャープは新株発行を中止しても事業運営や中期経営計画の実行に影響はないとしています。